「戦争と女性の人権博物館」日本後援会

ソウル市への要請書

ソウル市は「戦争と女性の人権博物館」の建設許可を
撤回しないよう求めます

 金学順ハルモニが名乗り出られて今年で17年になります。
 この長い年月の間に、たくさんの日本軍「慰安婦」被害女性たちが名乗り出られました。そして、決して癒えることのない心の傷を抱えたまま辛い思いで証言を続けてこられました。現在も多くの被害女性たちが日本政府を告発し、謝罪と補償を求めて闘っています。
 日本政府は17年たった今なお、公の謝罪・補償をしていません。それどころか日本社会では「『慰安婦』は商行為だった」などと、彼女たちを侮辱し存在を否定する勢力が根強く活動しています。日本の教科書からは「慰安婦」の文字が消えたのもそのためです。

 私たちはこういった日本の政治状況に日々我慢のできない思いで過ごし、被害女性たちの名誉と尊厳の回復ために運動しています。各地方議会で決議を上げるよう働き掛ける一方、被害女性に対する謝罪と補償をもとめる立法措置を国会で行うよう、請願署名にも取り組んでいます。
 被害女性たちが自分たちの被害体験と闘いを歴史に残したいと切望していると知ったとき、私たちはその実現のために働くことに何の躊躇も感じませんでした。そしてこれまで「戦争と女性の人権博物館」建設のための募金運動を展開し、そのために様々な企画に関わってきました。

 先々月、私たちのメンバーが「戦争と女性の人権博物館」建設のためのチャリティーコンサートの募金を、韓国挺身隊問題対策協議会とハルモニたちにとどけました。そのさいに西大門独立公園にも赴きました。西大門刑務所で拷問され殺された独立運動闘士のことを知り、日帝の悪辣な蛮行を学びました。特に女性の闘士に対する日帝のひどい仕打ち(性拷問)には言葉を失いました。
 しかし、それは「慰安婦」被害女性であるハルモニたちも同じことです。ハルモニたちは日帝支配下で日本軍の性奴隷にさせられ、抵抗した者は殺され、生き残った者は回復しがたい心の傷を抱えて解放後を生きてきました。彼女たちは再び自分たちのような体験を後世に味あわせまいという思いで、戦争の悲惨さ、平和の大切さを訴えるために、この17年間、そして今この瞬間も、日本政府を告発し闘っているのです。

 「戦争と女性の人権博物館」は、本来であれば日本にこそ必要な施設と考えます。しかし残念ながら日本の政治状況では、その建設は現実的に困難です。私たちは日本で実現できない力不足を認めた上で、また独立遺功者団体の反対にもかかわらず建築許可をした英断に敬意を表しつつ、ソウル市に要請します。
 「戦争と女性の人権博物館」は被害女性にとって必要な施設であるばかりか、日本に住む人々にとっても、また、次世代のためにも絶対に必要な施設です。
 ソウル市は建設許可を撤回することなく、その実現に向けて引きつづき尽力されるよう求めます。

2008年11月2日
「慰安婦」決議の呼びかけに応える
関西フォーラム実行委員会

戦争と女性の人権博物館は、市民の支えで維持されています。 博物館の維持・発展のためにご支援、ご協力をお願いします。

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【口座番号】
00170-6-266644

【口座名】
女性人権博物館

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